前々からYouTubeで厳つい動画が気になっていた吉村家。

ご主人の吉村実氏のザ・昭和な振る舞いが大好き。定期的にあるのハードな修行の動画を見てしまう。

このお店は自分の大好きな家系豚骨醤油ラーメンの生みの親っていうから驚き。

神奈川県横浜市の、横浜駅西口を出てすぐにお店はある。地元から近いのに一度も行ったことがないなんて勿体ない。

お店、ご主人が健在のうちに行こうと、行ってきた。

並んでる最中も楽しい[お客様はわが味の師なり]の意味

お店の場所は一等地にあるので、地図を見ればわかりやすい。ドンキやビブレを通り過ぎてすぐだ。

朝一を狙って行ったが、すでに30人近く並んでいた。横浜に開店と同時にこれだけ並ぶラーメン屋があるなんて、ちょっと感動。

お店の前には大きな垂れ幕がある。年季が入ったこの垂れ幕をじーっと眺めてるだけでも良い時間潰しになる。

お店を見つける目印としても活躍してる?

「お客様はわが味の師なり」

この言葉の意味は、吉村氏が脱サラでラーメンの世界に入って、料理の素人で味が何もわからない時に、横浜の南部市場にあった居酒屋や寿司屋のご主人に味のアドバイスを頂いてお店が伸びたことで、この言葉を大切にしてるという意思表示。

自分は30人程度の行列だったが、約20分程度で入店できた。

このお店は数人単位で総入れ替えでお店を回している。並んでる列に食券を買ってもらうタイミング、店の外に数人立ってる従業員に味の好みを聞くタイミングがマニュアル化されており、まるで創始期のマクドナルドのようである。回転の下手なお店はみんなこのシステムを真似するべきだ。

並んでる途中に直前の列のお客さんが座れる長い椅子があるのだか、まるでトイストーリー マニアのよう。並んでる間、安室奈美恵のラストライブに備えてベスト盤を聞く。脂っこい店の前で何してんだか。

しょっぱくてジャンキーで癖になる味

自分にとって家系ラーメンは、多少まろやかでクリーミーな中に豚骨のキレが強く出るようなイメージ。しかし、元祖の家系豚骨は全く違った。

見た目はどこにでもある普通の豚骨醤油。強いて言えば茶の出方が強い。

口に入れてみると、しょっぱい、でも後味がワイルドで美味しい。これが本当の豚骨かと感動。

吉村家の豚骨を本物だ本物だと連語するのには理由がある。実は世の中に存在する家系ラーメンのほとんどが缶詰か、骨の量をケチってるか。

吉村家のように大量の豚骨スープを使ってるお店はない。

豚骨スープは動物性で腐りやすいので、本来1日に何回も仕込みをする必要がある。

が、それをしないで朝作ったスープを一日中使うお店がほとんど。ってところで腐らないための何かが入ってるケースがほとんど。つまりは純粋に豚骨の風味をダイレクトに味わうことができてない。

吉村家は朝から晩まで、鮮度の良い本物の骨の味をストレートに提供できるということが凄いのだ。

なんでそんなことができるのか、素人なりに思いつく範囲で・長い付き合いで業者から大量の骨を卸せること、資金力があること。・しっかりとお店が回転できていること。・一定数の従業員が確保できてることなど。

「家」を付けた真似っこのお店が日本中に増えているが、結局はどこも吉村家の本当の味を再現できないのだ。

調味料も洗練されている?

家系に合う調味料など詳しく知らんが、吉村家は明らかに他のお店と違う。

まず、自分が醤油豚骨ラーメンに必ず大量に入れるニンニクペースト。

吉村家の机の上に並べられてるニンニクは行者ニンニク」と言われる、緑色のニンニク。(写真はなし)。他のラーメン屋では見た事もない。

行者ニンニク」は昔のヨーロッパの一部の田舎では薬用や呪物崇拝の物具としても活用されていた伝統ある風変わりなブツ。

匂いも味も普通の人インクよりも強い。濃厚なスープと相性良いが、女性はちょっと嫌がるかもね。デートでここに来ることはまずまずないと思うが。

トッピングにキクラゲとネギを頼んだ。

大量なのでどのタイミングで入れようか迷った。

別のお皿で来て量も多い。後半に無理してドカンと入れてしまったので反省。初心者なので仕方ないです。

吉村家の場所と営業時間

名前:吉村家
ジャンル:豚骨醤油ラーメン
住所:〒220-0005 神奈川県横浜市西区南幸2-12-6
電話番号:045-322-9988
営業時間:11:00~22:00L.O.
定休日:月曜日

吉村家の噂

70年代に創業して約半世紀の歴史を誇る吉村家。

長い歴史だけあって、不祥事もそれなりにあった模様。

過去に数々の問題を乗り越え、現在も連日超満員の人気店というのも魅力

吉村さんの逮捕

ラーメン界の大御所である吉村さんだが、実は過去にあることで捕まってニュースになったことがある。

それは副業として営んでいたお店で、裏DVDをこっそり販売目的で所持していたということ。

神奈川県警磯子署は七日までに、横浜市磯子区杉田、
ラーメン店「吉村家」経営、吉村実こと李用実(52)と、同市保土ヶ谷区月見台、古本店店長、宮原実(50)の両容疑者を、わいせつ図画販売目的所持の疑いで逮捕した。吉村家は神奈川、東京を中心に約百軒の“のれん分け”店を抱える一方で、李容疑者はわいせつビデオを販売する古本店も経営しており、県警は入手ルートなどを追及している。

 調べによると、李容疑者らは今月四日、同市磯子区杉田の古本店「アゲインBOOK’S」で、無修正のわいせつビデオ九十六本を販売目的で所持していた疑い。

報道では吉村さんがハングルネームだったということで、在日韓国人なのではないかという噂も出た。

弟子のお店「杉田家」で食中毒?

自分が吉村家に興味を持ったきっかけがYouTubeの動画なのだが、その動画の内容は2人の弟子が厳しい修行に耐えて、共同でお店を出すという内容。

修行していた2人の名前は津村さんと石川さん。

津村さんと石川さんが出したお店は杉田にある「杉田家」なのだが、現在も吉村家の味を継承しており人気店である。

この杉田家が、過去に食中毒を出したという噂がある。

これはしっかりとしたソースはないが、ラーメン好きな方のブログで話題になりがち。

今日は新杉田での仕事。朝飯ということで早朝から営業している杉田家へ。杉田家と言えば最近、食中毒を出したことは記憶に新しい。私はラーメン590円+メンマ40円を注文。引用:http://blog.livedoor.jp/kesenaiame/archives/30162404.html

当時は営業を止めるなど大ごとになったそう。

石川さんのお店では産地偽装

現在は石川さんは独立して別のお店をやっているのだが、その石川さんのお店でも食差産地を偽装するという不祥事があったそう。

県内の人気ラーメン店「石川家」(本部・さいたま市)が、店内にラーメンスープの原材料や具材の産地を偽って表示していた問題で、
県消費生活課は四日、同店に対し、景品表示法(不当表示)に基づく行政指導を行った。外食産業に対し、
食材の産地偽装で同法に基づく行政指導が行われるのは、全国で初めてという。
 県によると、石川家は、スープの原材料に「鹿児島産豚骨」「秋田比内鶏」、焼き豚に「霧島産黒豚」など、
全国的に有名な“ブランド食材”を使用していると表示していた。しかし、仕入れ先などを県が調査した結果、
実際には表示してある産地以外の物や輸入肉を使っていたことが分かった。
このため、県は「実際より著しく優良であると一般消費者に誤認される表示」(優良誤認)と判断。
消費者に生じた誤認を排除するよう文書で指導するとともに、改善策の文書による報告を求めた。引用:読売

順調にFC展開していた先に起きたことで、ファンの間では衝撃的だったそう。

長くお店をやっていると、色々とあるんですね・・・。

ちなみに津村さんの杉田家はまだまだ現役で頑張っており、吉村さんは裏切らない貴重な系列店と大小判を推している。

いつか杉田家の方にも行ってみたい。こっちは朝から営業してるそうなので、平日に早朝に無理して行ってみようかな。(その後に行って参りました

 

 

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