アイネクライネナハトムジーク・・・タイトル長い!
三浦春馬の出てる映画は大抵面白いという2010年代を生きたおっさんらしい思考で鑑賞した作品。出演してるキャストを見て選んだので、見終わった後に色々調べて「なるほど」となる点が多い。
そもそもタイトルの意味であったり、曲の意味であったり。
露骨な恋愛映画だと思っていたが、実際はかなり捻りがあって面白かった。
アイネクライネナハトムジーク[映画]の感想
原作 | アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2019年 |
監督 | 今泉力哉 |
出演 | 三浦春馬、 多部未華子 、 貫地谷しほり 、 原田泰造 、 森絵梨佳 、 萩原利久 、 成田瑛基 、 三浦春馬 、 多部未華子。 |
タイトルの意味「アイネクライネナハトムジーク」
この映画のタイトルになっている「アイネクライネナハトムジーク」とは、簡単にいえばモーツァルトの名曲の名前。
言葉としてはドイツ語で『ある小さな夜の曲』という意味。
曲としては、1787年作曲されたモーツァルトの代表曲。
セレナード第13番ト長調で全4楽章の構成。
クラシックやピアノをやってた人はタイトルを見てすぐに分かるそうだが、自分のようなロック脳のアホには通じなかったようだ。
物語の前後に登場する仙台駅前のストリートミュージシャン。彼の歌う「小さな夜」という曲が良い雰囲気を出してる。音楽とかけたタイトルなので色々な意味が含まれているんだろうな、自分には分からなかったけど。
相関図が複雑
かなり評価の高い映画ではあるが、人によっては見づらい部分も多い。
登場人物はサラリーマンを中心に、学生、ダメっぽいオヤジと誰もが身近にいるようなステータス。
ある日本人ボクサーが世界王者になり、その王者が身近に登場すること以外はどれも小さな出来事。普通っぽい日常が、些細なきっかけで時間を経て化学変化していく様が描かれている。
平坦な道のりが自然災害でボコボコしていく様子をゆったりと見守るような映画である。
映画全体でゆっくりはしてるけど、どこかのシーンだかセリフを見逃すと物語が分からなくなるので油断できない。
映画の相関図を書いてくださいと言われると、ゴジャゴジャして「どうだっけ?」と混乱するが、最終的に優しい気分にはなる。
良い意味でつまらない恋愛模様
手に「シャンプー」と帰りに買い物したいモノをメモする女性に恋したり、出て行った嫁のシンプルな置き手紙にゾッとしたり、クラスの可愛い子が学校の帰りにチャリを引きながら声をかけるシーンがあったり、感情の揺さぶりがさりげなくて好きだった。
スローモーションにして明るい照明でカチカチと強調するような撮影でないのが心地良い。
が、1つ1つがさりげなかったり、小スケールなので、歳月が経った後の伏線の回収が細かい。でも、回収が綺麗でスッキリ爽快。
主人公の佐藤と恋仲になった女性の「人間、年を取ってくると色々なことに慣れてしまうから、何かきっかけがほしいんだよ」というセリフ、結婚を巡るシーンでの言葉なのだが、佐藤と劇的な出会いをしても、その後いかにも平坦な付き合いを続けてきたか。
”あるある”が多いので、登場人物の考えてることに入りやすいのが良かったのかな。
恋愛色の強い映画ではあるが、恋愛映画が苦手な人でもほっこりとした気持ちで見れる映画だと。
八木優希って女優
前にネットでKEYTALKのドラムの八木優樹について調べたら、同姓同名の女優さんが検索上位に引っかかった。(KEYTALKの八木もっと頑張れよ)
どんな女優なんだろう?と気になっていたが、この映画でようやく拝見することができた。
思ってたよりも全然若い女優でビックリ。昔から名前見るから経歴長いのか。
どうでも良い話。
ロケ地は全部仙台
ロケ地がオール仙台だったというのが驚き。
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