磯子に行くなんて二十歳過ぎに一眼レフカメラの民間資格「フォトマスター検定」を受けに行った時以来。
あの頃はドキドキしながら磯子駅周辺を徘徊して灰皿を探してたな。
今回はラーメン目当てだったので腹空かしたライオンの如く、朝っぱらから地図睨みつけて徘徊してやった。
前に行った横浜駅西口にある吉村家に行って以来、家系の情報ファンになった自分は、いつか磯子にある吉村家の直系・杉田家にも行きたいと狙っていた。
行列が目印だなんてどこかに書かれてたが、自分がお店の通りを見た時には行列は見当たらなかった。
お店の前に行くと案外普通の佇まいに拍子抜け。いくら名店たって結局はただのラーメン屋だもんね。
ラーメンの味・システムどれも吉村家と同じ
吉村家の直系1号店というとことで、味がほぼ一緒なのは想像つく。
しかし、食券のシステムから真っ白なユニフォームまで一緒とは驚く。ただのチェーンじゃん。
動画で拝見した修行されてた方を探すと、エントランスのガラスを一生懸命に拭いていた。やっぱり歳食ったな(初対面のクセに)。
自分が入店したのは朝の6時過ぎとかだったと思うが、こんな時間から超絶人気店のボスがお店にいてガラス拭いてるなんて意外。王将の社長みたいな人って結構いるのね。
特に並ばずに入店。あのレトロな食券機で無地のプラスチックをジャラッと落とす。
自分は醤油豚骨の大盛りを麺固めで注文。
空いてるカウンター席に座る。自分でちょうど満席になった模様。
右隣の常連らしき人は、大盛りのラーメンにライス。ライスにはメンマみたいのが乗ってる?すごい美味しそう!食券機にご飯とかなかったような気がするが、どうやって注文すれば良かったのだろうか。
左隣の常連らしき人はお店の社長さんとお喋りしてる。「仕事終わったの?これから?」←気さくで良い雰囲気。
自分の座った席は目の前で麺の湯切りが見える。やっぱり平ザルの湯切りはカッコイイ!
巧みに湯切りした玉2つぐらい丼に入れ「多いな」と思ったら「はい、おまち!」って自分のだった。大盛りというより特盛じゃないか。
とりあえずスープを飲むと相変わらずに濃い。
そしてチャーシューを食べるとスモーキー。
スープとチャーシューだけでご飯食べれそうだよね。
味はやっぱり吉村家と似てる。
というか一緒?1回ずつしか食べてないので詳細は語れん。
麺の相性が圧倒的
吉村家の時にも感じていたが、世に溢れる家系との違いに「味の濃さ」があったが、それ意外で言えば麺のコシの強さ、絡みの良さもあると思った。
他の家系の太麺も美味しいけど、麺の味が独立し過ぎてて、吉村家ほどラーメンの一部になってない感じ。
前にネットで酒井製麺というメーカーと吉村氏が長年切磋琢磨してこの濃い豚骨スープのための麺を開発したと書かれていた。杉田家の店内を見渡すと「酒井製麺」のケースを発見。やっぱり直系だと同じのを使うのね。
酒井製麺はこの系列にしか麺を卸さないと聞いたことがあるが、それはちょっと勿体ないような。
本家ではないクリーミーなスープに酒井製麺の麺を絡めたらどんな味になるのか、ちょっと気になるな。
ラーメン業界も戦争してるからお得意様で差別化させんとダメか。
杉田家の営業時間/定休日・場所/地図
ジャンル | 家系豚骨醤油ラーメン |
名前 | 杉田家 |
住所 | 神奈川県横浜市磯子区新杉田町3-5 |
営業時間 | 5:00~翌1:00 |
定休日 | 日曜日 |
石川さんのお店も気になる
元々杉田家は一緒に修行した石川夫婦と津村夫婦で始まったお店。
それが、石川さんが独立して津村さんだけのお店になったということ。
石川さんは杉田家→環2家と経由して石川家を営み、町田で「ときわ家」を開店させたそう。
最後に開店させた「ときわ家」は帝京大学前にもオープンさせたらしいが、このお店を閉店して以来消息不明だとか。
せっかくだから石川さんのラーメンも食べてみたいものである。