チペワのエンジニアブーツを雨用に。サイズ感と中古と靴屋のストレッチャー | masayasu.comレッドウィングのベックマンにハマって早々、普段履くサンダルやレインブーツもソールやカカトが交換できるグッドイヤーウェルトで揃えたくなった。

脱ぎ履きが多い日本で、それがデメリットのワークブーツをしっかり履く込む機会なんて休日ぐらい。自分の足の形に馴染むまでに必要な歳月は途方もなく長く、下手したら死ぬまでにピカピカのカチカチのままだ。(真のブーツ好きは平日に早起きをして散歩とかしちゃうみたい)

自分の生活の中でリアルにいじめることができる靴ってなんだろう?と考えた時に、思い浮かんだのは、毎日のサンダルと、雨の日に履くレインブーツだ。

サンダルとレインブーツが死ぬまで履けるグッドイヤーウェルトの革靴だったとしたら、10年後、20年後、ほっといでも味わい深い相棒になっているのではないか?と。想像してみるだけでワクワクする。

ちなみに今の自分がサンダルに履いてるのは、ブッテロ(イタリアのブーツブランド)のグレーのスリッポン。レインブーツはノーブランドのラバー製のサイドゴアブーツだ。

ブッテロのスリッポンもレインブーツも典型的な使い捨てのマッケイ製法。かかとが削れて歩行困難になった時点でゴミ箱行きだ。

どんな形のブーツが良いか、色々調べてみる。候補に上がったのは、やはりオックスフォードかサイドゴア(チェルシー)。そしてペコスとエンジニアブーツだ。

エンジニアブーツは雨の日こそ履きべきか?

サンダルはオックスフォードかサイドゴアで決まったとして、問題はレインブーツ。そもそも雨の日に革製の靴ってどうなんだ?と思って、雨にも負けないブーツはないかとと色々調べてみた。

ソールがゴムのマーチンは雨の多いイギリスで流行っただけあって魅力的。しかしマーチンはグッドイヤーではない使い捨てなのでNG。

ダナーというブランドのブーツは雨にも強いらしいが、使い込んでエイジングを楽しめる印象ではない・・・。登山します感が強すぎよね(好きな人ごめんなさい)

意外性がある、おしゃれで経年経過を楽しめる渋いやつが欲しいのだ。

そこで目をつけたのがエンジニアブーツ。

インスタなどで雨の日にエンジニアブーツを履く人が多いことにびっくりした。しかも、みんな足元カッコ良い。

そもそもエンジニアブーツは過酷な労働環境に身を置くワークマンの足元を守るために作られたのが起源だということで、レザーブーツでありながらも悪天候に充分に耐えられる。

エンジニアブーツに使われてる革はブーツの中でも牛革の厚くて丈夫な部分。日本ではバイクに乗ってる人が履いてるイメージだが、実はただの作業靴なのね。

長靴の延長のようなモノ、もはや長靴のレザーバージョンだと思えば、雨の日こそエンジニアじゃないか!とまで思った。

レッドウィングと迷ってチペワにした理由はショート丈の存在

雨の日用の靴をエンジニアにしようと決めた。

次に決めなくていけないのはブランドだ。

レッドウィング、ウエスコ、チペワ、ホワイツが代表格で、品質的にはこの中で選べば間違いないらしい。

価格帯は一番安いのがチペワで、その次はレッドウィング、ウエスコとホワイツは一緒ぐらい。

エンジニアブーツ発祥はチペワかウエスコと言われており、本土アメリカではこの2ブランドを履いてる方が多いとか。

日本で一番数出回っているのはレッドウィング。

理由はキムタクが90年代に出演したドラマ「若者の全て」とプライベートで履いてた影響。すげーなキムタク。

25年以上経過した現在も、当時のエンジニアブーツを愛用してるらしい。やばいなキムタク。

価格的にはレッドウィングかチペワが現実的。

ブーツの形的にはチペワがシュッとしてて、レッドウィングの方がゴツい印象。

そして革はチペワの方がしっとりしてて柔らかく、レッドウィングは硬くて丈夫。

ウエスコはバイク乗りの憧れのブランドで理想で〜、ホワイツはキングオブブーツで〜、チペワはジョニデやロックスターが履いてて〜、と色んなブランドのエンジニアについて調べてるうちに、エンジニアのあるデメリットを発見してしまった。

それは「丈が長すぎて収納がダルい」ということ。

実用的なチペワのショート丈(7インチ)のエンジニアブーツ

家の靴箱に入れるのも大変で、玄関に出しっぱにするのにも邪魔で、座敷のお店に行けば女の子のブーツんとこに入れなくちゃいけない。

雨の日に履くためだけのモノの為に、そこまで苦労しなくちゃいけないのか・・・。

いや、エンジニアを発見した時点で気付くべきだったな。

が、さらにちょっと調べてみると、エンジニアブーツにも「ショート丈」と呼ばれる、普通のブートのカットの高さと変わらないモノも存在するそう。

高さにして20センチから24センチ程度のモノが多く、その大きさならハイカットスニーカーが入るぐらいの靴箱であればギリギリ収納可能だ。

エンジニアを買ってもブーツインではなくブーツアウトで履くつもりだったので、標準的な高さのエンジニアにこだわる必要はない。

ジョニーデップだってアウトで履いてるし、いいんだ!

なのでショート丈で十分。(あまりにもヒドイ土砂降りならインで履くだろうが)

心はショート丈のエンジニアブーツに決めているが、上記の大手老舗3ブランドに存在するのだろうか?

調べてみると、チペアは初期の頃からショートタイプのエンジニアを作っており、現在も生産してる模様。一方のレッドウィングにも存在しているが、すぐに廃盤になってしまっている。

ってことで、チペワのショートタイプのエンジニアブーツを雨靴用に買うことに決めた。

最初はメリカリの中古でサイズ感で失敗

チペワのショート丈のエンジニアを検索してみると、歴史が長いだけあって古着でも美品が多く出ている。

国内ではレッドウィングのエンジニアの方が人気なので、チペワの相場は低価格でブルーオーション!やったね。

ただ問題なのはサイズ感。

エンジニアは紐のないブーツなので、大きいのを買ってしまうと、インソールを入れる意外に抵抗ができない。

最初にぴったりを買うと、革が伸びた後にブカブカになってしまう。ブランキーのベンジーさんがベージュのエンジニアをぶかぶかで履いてるらしいが、きっとそのパターンだ。

ブーツマニアは小さめを買って足を痛めながら自分のサイズまで革を伸ばすらしいが、そこまで頑張りたくないよね。(血マメ作りながら散歩して馴染ませてるらしい)

古着で探す場合は前のオーナーのサイズと、革が伸びるまで履いてたのか履いてないのかが気になるところ。

ベストなのは、自分と同じサイズの人が小さめで買って、革が伸びるところまで履き込んで、手入れがしっかり行き届いてる美品という状態。そんな夢のようなことはまず期待できないが。

見た目で履き込んでたのか、放置してたのか判断できそうだが、たくさん履いて綺麗にしてたのか、雑にしてたのか。あまり履かずに飾っていたのか、ゴミみたいに扱ってたのか、それぞれなので見た目で履き込み度は判断できない。

ちょっと大きめを買ってしまうぐらいの失敗であればインソールで誤魔化せるから良いかなという構えで購入に踏み切った。

そして、自分は一番最初に買ったエンジニアで見事に失敗してしまうのであった・・・。

普通のUSA産ブーツよりも小さめを買うのがベスト?大きすぎて失敗した例

コンバースだと27.5が程よく余裕があってぴったりの自分は、レッドウィングだと8ハーフが丁度良い。

オーナーの履き込みが少ない9インチなら、余裕を持って履けるだろうと美品を探し「27872」を購入。

いざ届いてみると、余裕で足が落ちる!

ブーツの圧倒的な存在感と色気にテンションが上がる。エンジニアってこんなにカッコイイのかと感動。家の靴箱にも収納できるサイズで狙い通り、運命を感じた。

・・・が、縦とワイズ(横)がぶかぶかという問題が。

100円ショップでたくさんインソールを買って、片足2枚ずつ入れたりして調整。

インソールを詰めてブーツが揺れない程度の調整に成功!

が、今度はまだ別の問題が。

それはインソールを入れすぎて、足の位置が上がりすぎてスチールが入ってる部分に指先が当たり、歩くたびに指先がスチールの部分と擦れて皮がめくれて痛い

分厚い靴下を履くという工夫もできるが、そういう条件をつけてしまうと、ダルくなって履かなくなってしまう。

素直に失敗を認めて手放した。

失敗したエンジニアはすぐにピカピカに磨いて転売して+50円だけ儲かったがインソールを買い込んでるのでトータルで損。そして何より時間を無駄にしたので嬉しくない。

ジャストサイズを買って靴屋のストレッチャーに任せる作戦

最初に買ったエンジニアは「大きすぎ」と「スチールの指先が当って痛い」という失敗だったので、次はレッドウィングのジャストサイズと同じ8ハーフで、先端にスチールの入っていない(プレーントゥ)モデル「1901M53」を古着専門店で美品で購入。(手前にラッドミュージシャンのエンジニアに浮気)

注文して届いたのを履いてみようとすると、足がなかなか落ちない。

苦労して落ちると足にフィットしててちょうど良い。けど、脱ぎ履きに苦労するようでは雨靴としては使えない。

やはり、頑張って足に馴染ませる期間が必要な模様。ブーツマニアのように足にテーピング巻いて、厚い靴下履いて痛みに耐えて長距離歩いて馴染ませるという苦行はやりたくない。

ってことで、次に買ったエンジニアは届いてすぐに靴屋に出して、ストレッチャーにかけてサイズアップをしてもらうことに。

エンジニアは革が厚くて頑丈なため、家で使えるストレッチャーでは壊れてしまうそうなので、最初から靴の専門店に出すことにした。

靴屋では「できる範囲でしかできませんが」と言われた。おそらく業務用の強い機械でも、エンジニアブーツの革は怖い。そして、伸ばせる幅に限界があるのだろう。

とりあえず、すんなりと足が落ちれば良いや。

2週間掛かると言われたが、完成が楽しみである。

ちなみに小さいサイズから馴染ませたエンジニアブーツのフィット感は、まるで足とブーツが一体化したかのような快感だそう。

自分もその快感が味わえる日が来るのだろうか?

 

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