DRONES(2015) | masayasu.comこのアルバムがアメリカのチャートで初めて1位を獲得したというから驚き!今のミューズはすでに全盛期を過ぎた油の乗ったおじさまだと言う人もいるが、アメリカのチャートで一番暴れたのは一番最近という事実もある。もちろんイギリスでも5作続けて1位を獲得してる。

確かに新しい曲の中身や、ライブで演奏される曲の感じなどを見てると、”過去のミューズらしさ”という点では”昔ほど〜”なのかも。でも、新しい試みを成功させ続けてるんだから、そりゃすごい。

ある意味過去のバンドで、ある意味これからのバンド?きっとそういうことだと自分に言い聞かせてみる。。笑。。好きになって日が浅い自分からすれば、全然好きなアルバムなのだが。

グラミー賞ではベストロックアルバムを受賞してるが、政治的ターニングポイントがある時期に、それを皮肉った曲を出すとウケる傾向にも乗れたのかも、イラク戦争の時のGREEN DAYのAMERICAN IDIOTほどではないが。

Song List


1.DEAD INSIDE

出だしからポップ感丸出し。タイトルを歌う部分が要所で入るのだが、「もう一回聴きたい!」と思うような依存性がある。歌い上げたり、ギターが叫ぶような場所もなく、最後まで軽快なノリのまま終わり。それでも最後の方の獲物を追うような緊迫感はさすがです。これまでのポップ系の曲よりも効果音の入れ方が自然で、それがトゲを弱くしてるようで「大人になったな」と生意気にも思うわけです。。笑

カポエラー?社交ダンス?趣旨が謎の男女のダンスがずっと続く。途中登場するドローンはアルバムのテーマに沿ってるが、ほんの一瞬。よくみると女性の目が怖いのだが・・・やはり宇宙的な意味を兼ねてる?歌詞の内容には”自身の内面はすでに死んでるんだ”と訴えてる。つまり人間性を失った人の目の色を極端に表現してるということか。。

2.[DRILL SERGEANT]

後の曲に続く音声。軍人のお偉いさんが部下に命令してるだけの音声。

3.PSYCHO

UKテイストが強いながらも、アメリカンロックが好きな人でも聴けそうな曲。特にサビ前とサビとサビ終わりはアメリカのバンドに近い感じ。歌い上げるマシューの音域の変化が著しい。良いのか悪いのかはわからない。無駄な部分がなく全て丸ごと好きな音。

上官に命令されながらも「あい、さー!」と返事を続ける音声から始まる曲と同じく、ビデオには軍人の偉そうなおじ様が部下に強く命令してる。ライブではそのままMVが流れ、オーディエンスが「あいさ〜!」と叫ぶのがお馴染みパターン。MVでは歌詞がわかりやすく映される。シャドウで映るメンバーの演奏姿がやけにかっこいい!

4.MERCY

軽快でノリやすい。間奏大好き!かっこよすぎる系。途中のギターの上がったり下がったりする部分が特に最高!ソロももちろん好き。
個人的には最近のミューズの中のロックナンバーで最も好き。

透明のタッチパネルに白基調の衣装と近未来感が極端。何となくトム・クルーズのマイノリティリポートの世界観に似てる。大部屋で演奏するメンバーかっこいい。部屋の壁に書かれた赤い丸が日の丸に見えて仕方ないのだが、日本との関連性はないのかな?

5.REAPERS

ドラムかっこいい・・・。愉快で全ての音が楽しい。サビ前の流れとか最強にかっこいい。ギターソロでドラムの音が消えてベースだけ合わすところ大好き。ミューズを聴くならミューズの曲だけを連続で聞きたい派だけど、この曲は他のアーティストの曲の後に混じって聴いても違和感なさそう。

戦闘機に乗った赤い口紅とネイルの女に狙われて逃げ回る男。まるで最近のミリタリー系のテレビゲームのようだ。時より登場する女性のネイルと口紅の赤だけがハッキリ映る感じがアクセントになっててかっこいい。最後、男が戦闘機に乗った女性についに射撃されると思いきやそのまま見逃す。

6.THE HANDLER

キャッチで聴きごたえたっぷりなギターが最高!歌詞は自分自身が作り出した別の自分に操られていることに反抗してるような内容、まるでファイトクラブのコーネリアスとタイラーダーデンだ。

7.[JFK]

タイトル的に政治的な意味合いがありそうな曲。しばらくは音声が続き、何か始まるのか?と思えば台詞だけで終わり。ミューズって台詞と曲を別タイトルできっちり分けたがる、それだけ意味を知ってほしいのだろう。

8.DEFECTOR

全曲の台詞から続くように始まる曲。歯切れよく入るコーラスがかっこいい!キリキリとした感じエッジ効いてて最高だ。ギターソロもたまらん。全体的にクールな曲。

アナログな80年代のテレビの中に演奏するメンバーが映り、さらにそのメンバーの後ろにはこれまでの世界での歴史や情勢が映し出される。2015年当時のオバマ大統領や北のあの人など、ちょっと過激。常に先の未来をイメージしたスタイルでMVに登場することが多いが、このビデオでは逆に古っぽいロックンロールスタイルでの演奏姿を見せているので貴重である。

9.REVOLT

救急車の音から始まり、80年代ハードロックのようなイントロから始まる曲。実際にサビまで懐かしさを感じる香ばしい王道ロック。ダーダーダァーンっと繰り返されるリズムとサビのコーラスとイカしてる。最後のビョーンと伸びきったような終わり方はミューズらしい。

自分のブラウザだとこの360°の動画は対応しないと忠告が出た・・・笑。。混乱する人たちと兵隊が映し出される、先進国流のクーデター?のように見える。(イギリスの場合フーリガンを連想してしまうが)。飛行の音や爆発音が堂々と入るので、曲はあくまでBGMの感覚のようなビデオ、ミューズにしては珍しい。

10.AFTERMATH

最初から最後まで美しいバラード。歪みのブルース調の高音のソロが綺麗だと思えば、そのあとに香ばしい重音で劇的な展開になる。歌がハモる部分から何までもがドラマチックで痺れる。

アニメの世界観のビデオ。このスタイルは前作の「Animals」以来である。今後定着するのかな?アルバムを通して政治をいじった曲が多いが、この曲のMVが特に露骨である。1人の兵隊の子供の頃からの回想から戦場で装備を外して戦場の住民と歩き出し、やがて生き別れだった家族と再会し平和の象徴の鳩が空を飛び交う。故郷に戻った兵隊は嫁と娘と再会。短いビデオの中でよくこれだけのメッセージをねじ込んだなと、歴代のミューズのビデオの中でも名作中の名作かと。

11.THE GLOBALIST

サントラ系のタイプの曲。

12.DRONES

オペラのような歌が最初から最後まで続くのみ。アルバムの最後にアルバムタイトルの曲を入れて、それを代表曲にしない感じがすごい。ここに強い締めの意味を持たせたかったのかなと。

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