GACKTの「彼女のいない漢限定LIVE & TALK Xmasイベント 2016.12.20」に行ってきた。
この企画を知ったのは開催から1週間前後、確かGACKTの何らかの会員でなければ申し込みができなかった。
行きたいなーと思っていたら、開催の数日前から非会員でもいける一般の抽選も受け付けていた。
「おー、行けんじゃん」と思い、すぐにヤフー垢を作り、抽選。
今年一緒にライブに行った友人にも声を掛け、2人で一般抽選に申し込んだ。
GACKT 「彼女いない男限定LIVE & TALK」のレポート 2016.12.20
・抽選結果
一般の発表は月曜日で開催が次の日の火曜日。GACKTに会えるか会えないかの気持ちの持ち方が難しい…笑
月曜日の13時に合否が分かるというが、その時間は仕事中。早めに結果を知りたい自分は、お昼休憩後に携帯を忍ばせ、暇があればメールチャックをしていた。
13時になっても連絡は来ず、落選かと思ったが、リアルタイムで検索すると当選の声が届かないので、全体的に伝達が遅れているのかなと。
▼そしてたいだい14時を過ぎたぐらいだろうか?無事、当選のメールが届く。
▲そのまま秒速でクレジット支払いを済ませ、すぐに整理番号をゲット。(3000円ちょっと?)
この瞬間から30時間後にGACKTに会えるなんて、んまぁ心臓に悪い!笑
その日は家に帰ってもやる事があったのだが、つい2009年度のクリスマ放送を見返してしまった。
友人も当選し、ダラダラとラインで語る。
今年一緒に行ったライブの席が最悪だったので、今回、近くでGACKTを堪能できるのは、とんでもない番狂わせだ。
互いに地元の駅前で待ち合わせして行くことに、約束の時間を決めて、次の日の仕事に励む。
・六本木のスタジオに向かう
一般の集合時間は20時半で、放送開始は21時。平日でありながらも時間に余裕を持って行くことができる。
自分は17時に仕事を終え、そのまま一旦帰宅し、18時40分に駅に友人と待ち合わせして向かうことにした。
しかし、当日、まさかの残業が舞い込む…うわー
一回帰宅して向かうことはこの時点で諦め、ダイレクトで駅に向かうことにした。
さらに残業後に、急いでロッカーに戻ると、鍵が開かないトラブルに、最悪過ぎる。総務の方と優しいお兄様に助けられ、10分前後のロスを抱えながらも無事職場を出る。
このままでは約束に間に合わないと思い、タクシーを捕まえようとするが、なかなか捕まらない。結果、近くのコンビニからタクシーを呼ぶことに。
ご飯を食べてなかったので、コンビニでパンを買い、タクシーを待った。タクシーに乗ると「パン食べていいですか?」と断り食べる。
普段お断りして食べる人がいないらしく、関心してくれた、いえいえ当然です。(ちょっと狙ってた)
無事、待ち合わせの時間より早めに到着。料金が1090円だったのだが、細かいのが80円しか無かったので10円オマケしてもらえる。そんなに両替が面倒いか??笑
まだお腹が空いてたのと、タバコが吸いたかったのとで、セブンに駆け込みお菓子を買い、そのまま近くの喫煙所で一服。
友人と合流し、散々だった1日のことを愚痴り散らしながら電車に乗り込む。自分の地元までの駅間であれば飲食OKだろー(土地柄)とムシャムシャしながら向かった。
途中、白人の方が乗り込み、堂々と酒とビールを堪能する。おっし、この流れで俺も〜と、便乗して完食してやった。。笑
結局、一般の入場の20時半よりもはるかに早い時間に到着。
・六本木のニコ生スタジオの雰囲気
混雑してるかなーと思いながらも、友人の誘導でニコ生のスタジオに向かう。ここまでスイスイ行けるなんて、ありがたいです、感謝です。。笑
▼スタジオの入り口に行ってみると、意外にも人が全然いない。
▲わかりやすいGACKTの企画の表示が出ており、外にはスーツのガードマンのような方がいる。
近くに1人の女性がその外の様子を写メっていたが、GACKTファンだとしたらすごい、男限定の企画なのに。
自分はタバコが吸いたかったのと、胃袋にとどめを刺しておきたかったのとで、友人と一緒にモスバーガーに。20時30分まで時間を潰した。(その時間よりも前に並ぶなとメールに書いてあったので)
▼時間になって、スタジオの前に戻ると、かなりの行列。絶対に20時30分よりに並んでんだろ!笑。自分は整理番号が前の方だったのだが、この段取りで後方に座ることになってしまう、真面目な人が損をします。
それでも、友人は整理番号に真面目な方に「自分の方が後ろなので」と列を譲ってもらってた、さすがGACKTファン、良い人。
▲入り口でQRコードで入場。(初めてウォレットアプリを使った)
入ってすぐにスタジオで、全体的にパネルで仕切られていて、超デジタル。
▲特に椅子などなく、地面に座る。やや足が痛い。
ここからさらに30分時間を潰して、放送スタートの21時まで待った。
・友人がGACKTをシカト!?笑
21時になり、いやいやGACKTの登場。しかし、すぐに登場しない・・・・。すると一部の人が後ろを向きびっくりする、「え?」と思い振り向くと、すぐそこにGACKTが!(夢かよ)
GACKTは自分たちの方向を見つめ、ニコってし、「ヤァ!」と手をあげて挨拶をする。自分の友人はほぼ真横なのだが、なぜかそれをシカト、動揺したのか!?笑
後ろから列のほぼ真ん中を突っ切り、途中で止まり「元気か?」みたいなことを言う、サプライズ過ぎてかたまった…笑
ステージの上に椅子があったので、すっかり、GACKTはそこに座ってトークするものだと思っていた。
しかし、GACKTは自分たちの座ってる場所もほぼ目の前に座った。絵的には人数の多い部活の試合後の反省会のような感じ。
司会はGACKTjobのドラムの方。今年観に行ったライブでは、席が悪く、ほぼ見れないメンバーであった。よく喋るし、面白い。
GACKTの小さいトーンと、司会のマイクを通じた声がなんとも落ち着かない、と思っていると、GACKTが「お前マイク置け!」と指示。結果、互いに肉声で語り合うようなところまで距離がグッと近づいた。
・地面が痛かったが…良い
最初、「本当にずっと地面に座んの?」と嫌だったが、冷静に考えれば地面に腰を下ろしてGACKTを短距離で眺められるって、ありえないぐらい希少。ライブや他のトークイベントで地べたに座ったら白い目で見られるから。
足は痛がったが、学校の体育の先生の説教を長く聞いてるような感覚でGACKTの話が聴けたことは有難い経験だった。身近な先輩の話を聞いてるような錯覚だった。
▼実はこのトークイベントの後に、リハーサル時点での画像発見したのだが、そこにはしっかりと自分たちの分のパイプ椅子も用意されていた。
それらを撤去して、自分たちを地面に座らせた意図って何だろうと考えた。
ふと思い出したのは、以前テレビでイチロー選手と稲葉さんの会談にて、イチロー選手が「腰下ろしましょうか?立ったままだと伝わらないと言うか…」と言って、練習場の外野の芝生にあぐらをかく格好で会談を始めた場面。
「あ、もしかして、自分たちがカジュアルなノリで受け答えできる雰囲気作りに努めたのか?」と憶測した。
(真実は謎だが)
それでも、トークが始まってからのGACKTの投げかけに自分らは消極的、GACKTの寂しそうな顔が印象的だった。きっと期待していたノリと全然違ったのだろう。
皆で「ウェーイ」で騒ぐ場面は賑やかなのに、やはり自分らは生粋の日本人なのだ。
前列は熱心なGACKTファンで、この日のスタジオの入場順は、GACKTの配信サービスに入会してる方から最初で、後に自分らの一般組みが続いた。
前列の男性陣は目の前にいるGACKTに対して「あ、行きましたー」だの「かわいい」だのラフに言ってる。自分がこれまで見たきたGACKTファンは女性ばかりだったので新鮮な光景だった。
全体的な年齢層は20代がほとんどだったが、なんとなく自分と同じ26歳から28歳ぐらいまでの方が多かったかなーと。(見た感じ)
・狭いスタジオに響く声量Maxの歌声
GACKTクラスのミュージシャンは狭くて3000人規模の会場でしか歌声を聞いたことがないが、この日のニコ生のスタジオは300人も入らなそうな広さに、50人ちょっとの男のみ。
まるで団体で大きなカラオケに来たかのような雰囲気だった。
この日のGACKTはトレーニングで首付近を負傷しており、力を入れるとピーンと張って、音程が取りづらいと、絶不調だったらしい。
確かに歌い始めはどの曲も、慎重に音を乗せるような、繊細で優しい歌い方をしていた。
しかし、サビでは相変わらず緩急豊かで高らか、このクオリティの歌声が狭い会場に爆音で響くんだから、そりゃ感動するしか道はない。
個人的にはマイクなしで歌ってくれても…って放送だから仕方ないですね。
セットリスト
・雪の華
・三日月
・Lastsong
・12月のLovesong
雪の華
こんな狭いスタジオで・・・という感動をひきづったまま、GACKT定番のカバー曲。この曲はこれまでも他の場所でパフォーマンスされてきており、ファンには大好評。自分も曲を切り取ってITunesにぶっこんでたまに聴いている。
自分の周囲にはGACKTが好きな人は大抵中島美嘉が好きみたいな風潮があったので、この組み合わせは神懸かってる。昔仲の良かったGACKTファンの女の子も中島美嘉の大ファンだった。のちにラストソングが歌われるが、確かリリースされた年が一緒じゃなかったかな?個人的に中学生の頃の懐かしさが・・・。
三日月
GACKTの他企画で演奏され大好評の曲。もち自分は動画しか見たことがない。この曲の前振りで、日本の音楽と海外の音楽事情とシビアな話をしていた。良い曲が見逃されることがどんどん増えていくのか・・・と。
GACKT自身、この曲が大好きらしく、初めて聴いた時は感動したとか。聴くジャンル幅広すぎるだろ!
2006年頃にGACKTがアップルのインタビューで自分の普段聴いてる曲の一部を公開していたが、全部洋楽やサウンドラックだった。日本の若い女性歌手の曲を知ってるなんて意外です。
Lastsong
当選されてから「歌ってくれないかな?」と願って聴きまくってたので感動。GACKTが「Lastsong」と言った瞬間に友達に向かって「おー」と絡む、それぐらい嬉しかった。
この曲は2004年に発表されたピアノ版が常にライブで歌われてるが、2003年のシングル盤はもう歌われることはないのかな?
本調子じゃないのに、苦しい曲あざっす!!
何気に生に聴いたのは初めてかもしれない。生だとGACKTの深みのある声が尚、渋い。
どこかでシングル盤が歌われる日は来るのか?
12月のLovesong
最後の曲の12月のLovesongは、自分が初めて買ったCD。
アレンジがされていたのだが、何度も聴いたフレーズがハッキリと聴こえるので、尚鳥肌。
今年はアラバマシェイクスとグラミー賞で歌唱力が評価されたバンドのライブに行ったが、この日の感動は、そのグラミー賞クラスに筆頭する。んまぁ、簡単に言えば超えた!(笑)
思い出や青春が蘇る瞬間、なんと表現していいか分からない。とにかく感謝です。
ただ、涙が流せなかったのは残念。本当は泣きたかった。
企画前のメールでは持参するものにハンカチが書かれていたが、自分はきっと泣くと思い、会場近くのコンビニで購入していたというのに。
12月のLovesongが始まる直前にソワソワしてハンカチを探したが発見できず、それも要因か?笑(ジーンズのポッケに入ってました)
アレンジ版をどういう形でリリースするのか、また外国語版のレパートリーを増やしていくのかな?毎年12月付近にリリースされるこの曲を買うルーティンが復活するならわくわくするが、さすがにそこまでしつこくは引っ張らないかなーと。
トーク内容
この日集められた人の条件は「彼女のいない男」であったが、普通にかっこいい感じの人が多く「なぜ彼女がいない?」と疑問に・・・。皆、彼女にこっそりと来たんじゃないかなと憶測。GACKTの恋愛系の煽りは下ネタから積極性の大切さなど、軽いナンパ講座のような感じ。
過去の彼女への懺悔で、9キロのボールを落とす企画のところで、自分は「何を言えばいいのか、やってみたい!」と思ってるうちに企画が終わってしまった。もっと長くやってほしかったな。自分は2回目に手を挙げたが、もっとGACKTに見えるように前に出てあげれば良かった・・・後悔です。(いっちょうらんの方に取られました。)
最後は「男して」みたいな、自分のモチベーションの保ち方などいろいろ為になる話をしてくれたが、国際的な話の時に嫌なコメントが流れ、GACKTがカチン、一瞬会場がピリッとする。GACKTの生怒り、怖すぎる・・・。普段、周辺のスタッフは恐怖と戦ってんだろうなと。。笑
今の六本木はつまらなくて、昔の六本木は男として刺激される場所だったと。自分は今の六本木しか知らないので、関心を注られた。そしてGACKTでも日本の土地から刺激を受けて「こんな風になりたい」と思うことがあったのか、意外だなと。
終盤の話をしていると時のGACKTはガチモードで、目が合うと怖い。まるで試合に大敗した後のミーティングでの鬼監督のよう。最前列の人は特に背筋が凍っただろうに。怒りとかじゃなくて、本気で「お前らもこうなれ」と協調されているような感じ。一緒に出てくた司会役のメンバーもビビり気味だったんだから、そりゃ生々しいです。
海外の人に市場を独占されること、日本人としてのプライド、想像以上に熱い話が多く、まさに男限定だからこそ聞けた、とてもとても貴重な話だったと満足。
「ここに集まったのもなんらかの縁だから・・・」と話していたが、今後、「この日のメンバーに彼女ができた奴だけ集う企画」(彼女同伴)をやろうか?的なことも話していた。それが本当に実現してくれたら嬉しい。
日程は25日ではなかったが、今までの人生の中で最もインパクト抜群なクリスマスの思い出。
破格のチケットでこういう思いをさせて頂き、恐縮します。
ありがとうございました。
帰りは電車の中でお酒
GACKTの番組は30分延長され、自分たちは終電ギリギリに・・・。一緒にいた友人は有給をとっていたが、自分は次の日も仕事。かなり焦って帰った。
それでも、GACKTの余韻を引きずったまま、意地でコンビニに駆け込み、お酒とツマミを買いました。あの気持ちを電車の中で黙ってフェードアウトさせるわけにはいかない!と。。笑
走ってコンビニで買い物し、走って電車に乗り込み、電車の中で酒盛り、友人はマナーが良いので自重気味だったが、個人的には楽しかった。(DQNかよって、、笑)
残業後に走って会場まで、走って駅まで、酒飲んで帰宅。←バタバタと忙しい一日でした。充実したわ。
▲次の日の朝に、職場のロッカーの前に鍵口に注いだオイルがそのまま置かれていた。昨日の散々な状況が頭に浮かび微笑ましかった。