横浜高校-慶應義塾(神奈川大会決勝)2016.7.31

正直、今年2016年の神奈川大会は横浜と東海大相模しか眼中になかった。

 

昨年の甲子園の後の秋の大会では相模が横浜にボロ負けを喫していたが、

今年の春には1点差の接戦まで詰め寄っていた。

 

東海大相模が少しづつ横浜の力に忍び、

追い上げるドラマを思い描いていた。

 

今年の夏のトーナメント表が日発表されると、相模と横浜は別ブロック。

決勝は当然、横浜と東海大相模のプラチナカードになると思っていた。
しかし、東海大相模は準々決勝で慶應義塾高校にまさかのコールド負け

 

「は?」と思い、試合ダイジェストを見てると、

慶應の2年生が東海大相模の投手陣をメッタ打ちに・・・。

 

いつの間にか慶應がそんなに力を付けていたとは、高校野球ってやっぱり怖い。

 

 

 

 

・高校野球神奈川大会の決勝の動員はベイスターズ&マリノスを上回る?

 

決勝戦を観に行こうと決めていたものの、カードがまさかの番狂わせ。

自分は地元での東海大相模の試合を観に行ってたほどだ。

まさか慶應が来るとは・・・。

 

 

高校野球の決勝を観に行くのは初めて、

一度で良いから甲子園を決めた瞬間の選手たちとスタンドを肌で感じてみたかった。

 

決勝を観戦しに行くにあたって、事前に色々調べていた。

そしてたら「内野席はほとんどがOB応援席でまず座れない」だの「ベイスターズやマリノスの試合よりも混雑する」だのネガティブな話ばかり。

 

しかし、人気向上傾向のベイスターズや、

日本最大規模を動員できる日産スタジアムを本拠地にするマリノスより動員するわけがない!と、

さすがに盛った話だと疑っていた。

 

心配なのは、「無事座れるか」、ただそれだけだった。
試合開始は13時だったが、自分たちは10時にはチケットに並べるように早めに横浜スタジアムに向かった。

 

「こんだけ早いなら余裕だろー」と10時過ぎに横浜スタジアムに到着すると、

とんでもない光景を目にする・・・↓

本当にアマチュア試合の開場3時間前なのか?あはは

チケットを買う為だけでも並ぶとは聞いていたが、この時間でここまで強烈とは、さすがに。。
列が長すぎて、どこが最後尾なのかわからない。

案内の人の説明だと、もっと奥に行けば1塁側の慶應が横浜よりも早いと言う。
「気持ち的に慶應を応援したかったし、ちょうど良いや!」ということで、慶應側のチケットの最後尾を探す。

約5分は案内人の言う方向に向かって小走りしただろうか?

最後尾がなかなか見つからない・・・。

 

しばらく小走りを続けると、

横浜スタジアムの近くの公園の外側に最後尾のプラカードを持った係り人を見つけた。

 

「ここが慶應ですよね?」と聞くと「はい」と答える。

え、これで横浜よりもマシなのか?笑
そして、その最後尾からチケット購入口まで数時間は並んだだろうか?

 

「人生でこんなに並んだの初めて」なんて語りながら暇をつぶした。

 

この日以前のNo. 1はディズニーシーのタワーオブテラーができたばかりの頃で、

その次は台湾のカウントダウンイベントだろうか?

まさかの高校野球でそれらをごぼう抜きするなんて・・・・。

 

「この列には慶應の関係者が多いのかな?」と人間観察も楽しんだ。

黒髪率たけー、眼鏡率もまぁまぁたけー。

 

チケット売り場から球場入り口はつながっており、そこからはあまり時間は掛からなかった。(別だったら大混乱だわな)

 

いざ座る席を探すが、球場に入るなりどこのシートも「OB」だの「関係者」だのロープで括られて入れない。

ベンチの後ろのエリアの内野席は自動的に全滅だ。

一体感のある応援団を演出するには仕方ないシステムだと諦める。

しばらく内野エリア歩くとロープの括られてないスタンドを発見!すぐに「ここで探すぞ!」と息込んだ。

 

割と上段まで登ったが、グランドを見渡すには十分な席を発見した。

そこからはチア・吹部・一部OBも一望できる絶好の場所だった。

 

 

試合が始まる前なのに、すでに座れない立ち見の人が目立つ・・・3万人は軽く到達してる。

常に3万いかない程度のベイスターズよりも動員する説はまんざら嘘じゃなさそうだ。

 

ただ、横浜マリノスが大一番に強豪と日産スタジアムで試合するとなると、

さすがにこれよりかは動員するかなと。

 

収容が3万ちょいの横浜スタジアムが、

その倍の7万規模の日産スタジアムより人が来るわけがない。

 

けど、純粋にマリノスへの熱意だけで埋まるかは疑問なので、

ソウル的な部分で横浜のスポーツ興行で最も熱気があるのはこの高校野球決勝かも

 

 

 

 

・試合前の慶應と横浜の「白雲なびく」

 

試合前、慶應メンバーはライト方向でストレッチ、

横浜メンバーはレフトとセンターを使ってランニングをしていた。

慶應の吹部のチューニングと合わせて和やかな風景。

正直、あまり緊張感は感じなかった。

 

慶應メンバーはストレッチが終わるとトスバッティング、

横浜メンバーはキャッチボールをしていた。

 

慶應の選手は魅入るように横浜高校のキャッチボールを観察

トスバッティングをしながら空振りをするような選手もいた。

同じ高校生でも、有名人に会った野球少年のようだった。

慶應ナインも十分スター揃いなのだが・・・笑

 

 

慶應のノックのタイミングにメンバー発表。慶應のノックは球回しから始めていた。

 

横浜高校のノックの間に白雲なびくが演奏されていた。

 

渡辺監督でない人が打つ、試合前の横浜高校のノック。

 

あー、新時代を感じる。

 

それにしても、横浜はノック一つでも洗練されてる

 

さすがとしか言いようがない。

 

 

 

 

 

・増田選手(横浜)の2本の本塁打

 

この大会で横浜高校は神奈川大会の記録となる通算14本塁打を達成

打線の爆発力は歴代の横高の生でもずば抜けていた。

 

この試合では増田選手が2本の本塁打を放っていた。

 

初回いきなり飛び出した本塁打。「いきなりかよ」と唖然とした。得点時の白雲なびくのテンションは尋常ではない。(守る慶應側の「慶應コール」も頼もしい)

 

2本目は打った体勢的に外野フライになると思ったが、打球が良い角度でグングン伸びていく・・・まさかのホームランに笑うしかない。

テレビで決勝を観ていた友人曰く、増田選手の2本目は高めの釣り球を無理やり引っ張ったと。

実際に家に帰ってニュースで増田選手の2本目のホームランを見ると、確かに高めの釣り球を強引にスタンドに運んでいる・・・すげー、怖い。

 

この時、慶應のバッテリーが笑っていたのだが、後になって理由がわかった。

 

あんなの呆れるしかない・・・笑。

 

 

 

・慶應発祥の名曲「若き血」「ダッシュKEIO」「烈火」「突撃のテーマ」に感動

 

2008年に慶応義塾高が神奈川の代表として甲子園に出場した際は、スタンドの狂気的な応援が話題となっていた。

髪の伸びた部員に(塾高は坊主禁止)、OBや慶応関係の人で埋まるスタンド全体が歌い慣れたスクールソングを高らかに合唱。「高校生と大学生が試合をしてるみたい」と言われてた。

 

もちろん自分がこの日一番感動したのは「若き血」。生で聞けて感動!

 

試合前と得点時に合唱されるが、試合前の若き血は緩やかな感じ。

 

 

試合中の得点での演奏はアップテンポ

歌詞の一部を早口で歌わなきゃいけないから皆大変そう。

 

 

ちなみに歌詞は

若き血に燃ゆる者
光輝みてる我等
希望の明星仰ぎて此処に
勝利に進む我が力
常に新し
見よ 精鋭の集う処
烈日の意気高らかに
遮る雲なきを
慶應 慶應
陸の王者 慶應

引用元:http://keio-cheer.com/uta/uta.html

 

自分の後ろのお母さんが熱烈に歌うので、歌詞が頭の中に入ってくる・・・笑。
若き血は昭和2年に作成されたというから驚き!

日本球界の得点ファンファーレの元祖と言っても良い名曲だ。

前の席で踊ってるおじさんはおそらく古いOBだろうか?笑

 

 

そして今や野球応援の代名詞的曲となっている「ダッシュKEIO」

この試合では7回ウラの正木選手の打席で盛り上がっていた。

「横浜たおーせ、横浜たおーせ」ってなんか新鮮。六大学での「早稲田たおーせ」の印象のが強い曲なので。

動画を最後まで見てもらうとわかるが、

途中で後ろのお母さんに謝られて、

「あ、大丈夫です、大丈夫です!」と言ってる自分がいる。。笑

 

応援に熱が入りすぎたお母さんが、自分の席まで突っ込んできてしまったのだ。

 

試合の流れ的に慶応のキーマンとなっている正木選手の大チャンスでの打席、

そんなことに構ってられないと思って、サラッとした対応をしてしまった・・・笑。

 

 

「突撃のテーマ」は初見の自分でのノリやすかった。(まさかのらんけど)

分かりやすいテンポに歌詞もハッキリとしてる。

曲の展開が豊かなのはさすがの作曲能力・・・オリジナルなのにプロ顔負けの本気度。

ちなみにこの曲の終わりに「K.E.I.O、けいおう!」と合唱すると、次の曲に切り替わる。

この切り替えパターンも他の高校で聴いたことがない。

 

 

 

そして大好きな大好きな「烈火」

「なんかロックっぽくてかっこいい!」と思ってたら、かなり最近に作成された曲。

曲の深みもすごいし、ノリも直感的にわかる。

このリフをそのままに上手なメタルバンドにカバーして欲しいぐらいだ。

 

ちなみにこの打席の矢澤選手は東海大相模戦で本塁打を放っている。

小さな体でニコニコしていて、なんか癒される選手。

いろいろ事情があって至近距離で矢澤選手を見れる機会があったのが、ちょっとした自慢です。。笑

 

 

 

 

 

 

・藤平選手(横浜)が綿引選手(慶應)のファースミットを拾ってあげる
横浜の藤平投手といえば150キロを超える直球でプロに注目されているが、打撃センスも抜群。

大一番での藤平投手の打席は凡打とみられたが、慶應の内野手がまさかの暴投・・・・。

この時、ファーストの綿引選手がファースミットをベース横に置き去りにしてしまうが、それをバッターランナーの藤平選手が拾ってあげる

高校野球ではこういう場面は当たり前だが、

これからプロに行く藤平選手の行動となると、

良いモノを見た気になる。

 

プロ野球では、打者がキャッチャーのマスクを拾ってあげるシーンは多くあるが、

こういうグラブを渡すシーンは少ない。

 

いつからこういう気持ちを忘れてしまうのか・・・・。

野球人の全盛期は、あらゆる点で高校時代という方が多い思う

 

この先、藤平選手がどう変化していくのか、

この動画を大事に抱えて見守りたいです。(俺は何者だよ)

 

 

 

 

・ビール売りのお姉さんを「ほのか」と勘違い

 

 

実は自分は5月頃にベイスターズの試合を観に行った際に、

現在タレントで活動している「ほのか」にそっくりな売り子さんを発見していた。
ほのかは横浜スタジアムで「かわいすぎるビールの売り子」として話題になり、

芸能界デビューした際にはLINEのトップニュースで紹介されていた。

 

引用元:http://antenna-news.net/honoka/

引用元:http://antenna-news.net/honoka/

横浜スタジアムでビールの売り子をしていたほのかは、”かわいすぎるビール売り子”と話題になり、今年5月にタレントとしてデビューした現役女子大生。今回、初出演の「GirlsAward」で、ランウェイに初挑戦した。引用元:http://news.mynavi.jp/news/2016/10/08/136/

 

ベイスターズの試合で録画していた動画を漁ると、

普通に売ってる姿が映ってる・・・『間違いない!』←おいおい

 

そして、この日のビール売りもプロの試合と同じ売り子たちが出陣。

自分がほのかだと思っている子もいた。

 

友人に「ほのかがこっち来たらビール買おうか?」とコソコソ相談。

 

いざ彼女がこっちのスタンドに来ると、手を上げてビールをオーダー。

 

自分「ほのかさんですよね?」

売り子「・・・違います」

自分「え?」

売り子「ほのかさんやめちゃいました・・・」

自分「え、でも、似てるって言われないですか?」

売り子「言われないです(きっぱり)」

自分「・・・・・」

売り子「ほのかさん可愛いですよね!ニコっ」

自分「・・・・えー・・・・」

売り子「・・・・あ、みかんかき氷美味しいですよね!」
(この時、友人が買ってきてくれたみかんかき氷を食べていた)

自分「あー、美味しいっすね!汗」

 

↑こういうことでした!笑

 

しかし、気まずい空気を読んでの切り返し、見事です。

売り子のトークスキルを舐めちゃいけませんね。
・甲子園出場の瞬間

 

自分がずっと生で観てみたかった、「甲子園出場の瞬間」

 

横浜高校側だけでなく、慶應側からも暖かい拍手が送られる。

(慶應スタンドの気持ちも表現できそうなアラバマ・シェイクスの「HOLD ON」を挿入)

 

しかし自分は腹ペコだったのとトイレにも行きたかったのとで、横浜の校歌と両校の一礼だけ見て、閉会式の優勝旗授与まで見なかった。

 

横浜は昨年の渡辺監督退任時に、

東海大相模に決勝でぼろ負けし、

甲子園の出場を逃した。

 

 

その相模に圧勝した慶應に今年圧勝・・・、

しかも数々の大会記録を塗り替えて。

リベンジには十分すぎる。

 

しかし、甲子園では同じく優勝候補であった大阪代表の履正社に破れる。

 

神奈川の決勝での慶應戦の7回裏と同じく、

甲子園での履正社戦でもエースの藤平投手が雨でリズムを崩してしまった。

 

今年の横浜は雨に泣かれた戦いが多かった

 

雨の状況だけは練習できませんから、仕方ないですね。

 

 

 

 

 

・秋の大会では慶應が横浜にリベンジ

 

 

慶應はもともと今年のメンバーに2年生が多く、

来年2017年度は大本命だと思っていた矢先、

この秋の大会で見事横浜にリベンジを果たす!

 

もしかしたら、春の甲子園出場だってありえる。

正木選手と矢澤選手がどう成長していくのか楽しみである。

 

世間は清宮選手(早稲田実業)ばかりに注目しているが、

個人的には正木選手(慶応)を2017年の高校野球で最も注目するべきだと押したい。

 

甲子園で早慶戦(慶応高ー早実)が実現する日は来るのか?

大学規模の応援合戦となると、これまでの甲子園で見たことのない景色が拝めそう。

仮にそれが実現しなくても、正木選手も清宮選手も大学に進学すれば六大学で対戦が見れる。

 

自分は高校野球が好きながらも地元の神奈川でビシッと応援したい高校はない。

けど、あらゆる点で野球界の応援に影響を与えた慶應系列の塾高はこれからヒイキの目で見るかもしれない

 

良い選手(慶應の)はそのまま六大学まで情報を引っ張れるのも、

塾高の注目するメリットだと気づく。

 

選手だけでなくチアと吹部もエスカレーターで六大学(慶応)に登場するのも、また新しい楽しみ方だ。