ヤクルトvs中日(ペナントレース) 2016.9.18

今年のセリーグは広島カープのリーグ優勝で沸いたが、今年限りでの引退が噂された(現に引退を発表)、黒田ヒロキ投手と、同時期にカープにカムバックした新井選手の男泣きが名場面として印象強い。

自分がこの日観に行ったヤクルトと中日の試合は消化試合で、プレーオフ進出のかかった横浜と巨人とは対照に野球ファンの関心をまったく惹かない一戦だった。

生でプロ野球を観たことがない同伴者に野球を見せようと漕ぎ着けたチケットだが、他の試合が人気過ぎてこの試合しか購入困難だった。プロ野球選手にコネのある知人に某試合の招待席を頼んたが、某球団の歴史的試合になるかもしれない日時で、知り合い枠も大人気で断念。

本当は「もっと良い試合を・・・」と思ってたのだが・・・無念。

それでも神宮球場は滅多に行かない球場で、消化試合での最下位チームのスタンドの様子を肌で感じたかったし(逆に)、ヤクルトの山田とバレンティンは数字が残せるうちに見ときたかったので、個人手には大変満足。

 

 

・外野席と内野ポール側を間違えてウロウロ

前の予定の後に、あまり余裕がない状態で外苑前へ向かった。神宮に続く道には露店が多く出ており、リーズナブルでボリュームのある食べ物が並ぶ。神宮球場は東京にありながらもヤクルト戦はチケットが安くアクセスも楽。どうしても下町感を感じる。巨人(東京ドーム)も同じ東京だが、まるで別の県に本拠地を構えてるのかと思うぐらいギャップを感じる。

球場に向かう途中でサンクスでつまみとアルコールを買う。同伴者はすでにお腹いっぱいで、お酒だけ選んでいた。自分が買い込むお菓子の量に「マジか」というような表情をしていた、デブ食スミマセん。。笑

神宮に着くと、大学生か高校生ぐらいの係員に誘導される。なぜ神宮の関係者はこんなに若いのか?対応も丁寧でフレンドリーで他の球場よりも好きかもしれない。

ビールを買いすぎた自分は、コップに移せる量に限界があり、3つぐらいに移しながらも「他のは今飲んじゃうから!」とグダる。野球観戦初心者か!笑

自分たちの席の場所を係員に尋ね、言われた通りの通路から場内に入ると、なんか景色がイメージと違う。「あれ?外野席だよね?」。どう見ても外野には見えない。どうやら三塁側のポール寄りに来てしまったようで、そこからさらに歩いてレフト席に向かった。

神宮球場って、造りが平たいというか・・・、ポール側から外野スタンドが同じように見えて一瞬迷う。てか間違えて誘導した係員!(怒)

 

 

・始球式はハッピーワオン

引用元:https://www.yakult-swallows.co.jp/photo/detail/24250

引用元:https://www.yakult-swallows.co.jp/photo/detail/24250

消化試合ということで芸能人の始球式は期待してなかったが、登場したのは「ハッピーワオン」とかいう白い犬の着ぐるみ。どっかで見たことはあるだろうか、特にインパクトのないキャラクター。調べてみると、電子マネー「WAON」のキャラクターらしい。特徴なさすぎて、ソフトバンクのお父さんと被るだけでややこしいわ。

なかなか投げずにモジモジしてる、、スタンドからは「早く投げー!!」とヤジが飛ぶ

うん、最下位の中日ファンの心境を考えると、敵地で需要のないキャラクターの悪ふざけを長々く見てるほど心の余裕はないわな。。

 

 

・小笠原慎之介の7回途中まで完封

この試合での中日の先発は、昨年ドラフト1位で入団してきた東海大相模の小笠原慎之介。予告先発で彼の名前が発表された段階で、かなりテンションが上がっていた。

昨年の甲子園は近年稀に見る好試合の連続。地元神奈川の優勝は格段に嬉しかった。ついこの間テレビの前で見まくった甲子園のヒーローのプロ初完封(交代するまで)を生で拝めたのは嬉しい経験

小笠原投手は四球でランナーを貯めては山田選手やバレンティンを迎え、幾度のピンチも切り抜け、強烈なクリーンナップも封じた

かなり手汗握る展開であった。スタンドの中日ファンも「ここで1点ぐらい仕方ない」という空気。その中で結果的に7回途中まで無失点だったんだから、そりゃ凄い!

「ヤクルト1-8中日」(18日、神宮球場)
新人の中日・小笠原が6四球を与えるなど制球に苦しみながらも要所を締めた。七回途中を無失点で乗り切って2勝目。126球とかさんだ球数を反省点に挙げながらも「なんとか粘れたことが収穫」と笑顔で汗をぬぐった。
序盤から高めに抜けることの多かったスライダーを見せ球に使う配球が光った。一回に山田を外角直球で併殺打とすると、三回はバレンティン、鵜久森を追い込んでから低めのチェンジアップで切って取った。
四回以降は安打を許さず。チームの最下位脱出に貢献し、「もう一回課題を見直して、チャンスがあれば次にそれを生かしたい」と力を込めた。
引用元:http://www.daily.co.jp/baseball/2016/09/19/0009502924.shtml

 

若干18歳で凄すぎる。これから球界を代表するエースに育つ彼の一年目での名シーンを心に刻んだんだと思えば有難い。

 

 

・食べ物買いまくり

神宮球場に向かう前、球場の近くのサンクスで飲み物とお菓子を買う。同伴者はあまり食べれない子だったが、御構いなしに買いまくった。

いざ試合が始まると、口寂しい自分はバグバグ食べまくり。回を挟んでのタバコタイムと食べ物購入を挟んでは同伴者に「え?」とさせた。。笑

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山田哲人のハイボール。メロンソーダとウイスキーを割った甘くて美味いやつ。一応2つ買って来たが、同伴者は一口しか口にせず、2杯とも全部自分が飲んだ。

そして外野席を降りてすぐのところにあるワッフルを購入。ダブルチョコってやつ。

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「お酒じゃなきゃスイーツだろ」と得意気になって同伴者の元に持っていくが、「はぁ?」と「まだ食うか?」みたいな顔をされる

結果、同伴者はひとつまみだけ食べて、後は自分が平らげました。

チョコが効いててめっちゃ美味い!笑

 

 

・現在の中日と神奈川

中日のオーダーには神奈川にゆかりのある選手が多かった。湘南ボーイズにいた高橋周平に小笠原慎之介、東海大相模にいた森野、そして横浜にいた福田。

この日は先発投手の小笠原とクリーンナップが見事に神奈川関連の選手で埋まっていたので、ちょっと嬉しい気分に。

 

しかし、正直なとこ4番の福田選手に関してはあまり知らず、彼が第一打席のときにwikiで調べた。

 

初回の第一打席のとき、同伴の子と一緒になって「へー横浜高校じゃん」なんて言ってるとワッと歓声が湧く。

 

「え?」と思っていると福田選手の打球がこっちに飛んで来る!

 

結果、まさかのホームラン。

 

同伴者と顔を見合わせて「良い選手だってことはわかったね」と。笑

 

高橋周平選手は身近な人に「中学生時代に対戦した」「高校時代に練習試合した」という連中が多く、彼らはこぞって「ガタイが半端ない」と言っていたが、さすがにプロ野球選手に混じっていると特別大柄には見えない。外野席ってのもあったからかな?

まだ若くこれからが期待できる選手なので、まだ成長株の時点でのプレーが見れて満足。湘南ボーイズコンビと横浜高校OBの福田選手が今後の中日のキーマンになると思うと、横浜ベイスターズ以上にヒイキの目を向けたい。

 

 

・最下位の中日のスタンドの雰囲気

「本当の野球ファン」、正しく言えば「本当の中日ファンが目立つ試合」であったが、自分はその雰囲気を肌で感じることが楽しみの1つであった。普段はミーハーな試合で同じ匂いがする野球ファンばかり見ているので。

期待通りに、この日のレフトスタンドにはガチな中日ファンばかりだった。得点を重ねるたびに席の離れたファン同士がアイコンタクトで「うしっ」とやり取りする姿が見えた。隣同士のハイタッチもすげー自然。自分なんかが混じることはできない・・・笑

強いときだけ応援したいというニワカではなく、純粋に中日の応援が生活の一部になっているような方々で、ハートフルなグループ感があった。特に隣の席にいた女の子は、少ない歓声の中で一生懸命応援歌を歌っていた。ちょっと切なげでグッとくる光景。こういうファンを持つ選手は幸せだ。

気づいたのだが、本当にそのチームを応援してる方っていうのは、皆応援歌を歌うわけではない。そして自分のように得点圏や名選手のプレーにカメラを構える人も少ない。ヤジに徹する人、ジーッと真剣な眼差しを送る人、まるで自分の子供を見てるようなPTA臭がする人、この日の客層は色んな意味で極端に割れていて面白かった

 

 

・喫煙所での中日ファン

自分は下位打線から始まる回の交代を狙って喫煙所に行きまくっていたが、名古屋から遠征して来たような中日ファンがたくさんいた。

自分が気になったグループがいたのだが、高校生ぐらいの男の子に30前後ぐらいの女性2人組、そしてそれらと親しげに話す特注の特攻服を着た中年のおっさん。三連休だったということもあって、同じ深夜バスで遠征して来たのだろうか?まるで家族のように仲が良い

そのグループは喫煙所で記念撮影をしまくっていた。特攻のおじさんが女性に「そろそろ一緒に写真撮ろう!」と誘うと、「え?お金取りますよ?」と無下にされ、女性にボロクソ言われていた。。笑。。しばらくすると自然な感じで一緒に撮影、最初から普通に撮ってあげれば良いのに!笑(ツンデレすぎんだろ)

名古屋人らしい会話のキャッチボールだが、繊細な自分には怖い。神奈川に生まれてよかった。

喫煙が終わって席に戻るたび、同じ神奈川人の同伴者の顔を見て和む。お口直しってやつだ。。笑
・雨の中での試合

試合前から雨が降り出しそうな雰囲気。実際に試合が始まってすぐに雨が降り出した。今年は神奈川の決勝も雨に濡れて観戦、なんて恵まれないシーズンなんだ・・・涙。

同伴者は折りたたみ、自分はビニール傘を持参していたが、自分のビニール傘で相合傘をしながら観戦した。途中で雨が激しくなってきたので、さすがに傘だけではやばいと思ったので、カッパを2つ買ってきた。

同伴者にカッパを着せてあげようとするが、

傘に溜まった雨水が同伴者のバッグにダイレクトにザザーと、、

すみませんでした。。笑
途中、試合が中断したり、このまま中止になるかと思ったが、小雨の中最後まで続けていた。

攻撃の時に立ち上がって応援する人は、傘を刺さずにタオルを頭に乗せて応援歌を歌う。選手と同じ気持ちを味わうにはそっちが正解なのだろう。
・バレンティンのライナー性の本塁打

中日の小笠原が見事に無失点でマウンドをリリーフに託すと、すぐにバレンティンにホームランを許す。

中日ファンからのブーイングが半端ない。過去には鉄壁のリリーフ陣で優勝を遂げた球団らしい神経質な野次だった。

守備に関しても、かつて存在した井端・荒木の二遊間コンビで目が肥えている。難しい打球を内野陣が逸らすと「取れたよー、、怒」と容赦ないヤジが飛ぶ。

落合政権時代を尊重する、日本プロ野球史上最高の「守り勝つ野球」を後継するのは難しい。まだ過去と現在のギャップを認めきれてない部分があるのかな?と。

今の中日の若手選手、特に投手と守備でファンを納得させるまで時間がかかりそうだ。

もしくは新しい中日を形を形成し、ファンがそれを認めるのも・・・。
・最後は岩瀬

最終回、岩瀬投手が登場。日本最多セーブの生きる伝説だ。

岩瀬の名前がアナウンスされた時のレフトスタンドの雰囲気。

ツーアウトの岩瀬コール、現役中にギリギリ参加できて幸せです。

今年で引退するとの憶測があった岩瀬投手だったが、来年も現役を続行する意向を示してる。個人的には最後に中日の新時代の手応えを感じてから引退式をして欲しい。今の空中分解しかけてる時期での引退は切なすぎるので、来年は良いシーズンになって、綺麗な引き際をと願いたい。

 

試合が終わるとヒーローインタビューは小笠原投手だったが、雨に濡れて気持ち悪かったので、自分らは早急に球場を後にした。球場の外を歩いててもインタビューの声が聞こえる。個人的には良い試合だったなと満足。

同伴者には雨の中で消化試合を見させてしまって、少し申し訳なかったなと・・・。