Scott&Rivers/Zephyren presents A.V.E.S.T project vol.10

同伴者に誘われた春フェス的な企画。イベントのロゴを見ると、どっかで見覚えがある。

行く前から見たいバンドの話で盛り上がり、何組か一緒にPVを見てた。同伴者はスペシャルサンクスというバンド目当てにしており、自分もそのバンドが楽しみであった。聴いたことのあるマイファスや、ベンサム、ロットンと教えてもらい、どれもカッコ良く非常に楽しみであった。

初めていく会場ということで、当初待ち合わせしようとしたときはプレッシャーであったが(サロナードカフェで苦手意識のある道玄坂)、結局一緒に行けることになる。(予定合わせるために歯医者キャンセルしました。笑)

前日に同伴者の手作りのおいなりと豚汁に感動し、朝も残り物が食べれてルンルンなコンディションであった。しっかりとした手作りのご飯を食べれる機会なんて、滅多にないので。

渋谷駅から会場まで少し歩いたのだが、同伴者が空いてる出口から向かってくれたのでストレスなく行ける、さすがは通い慣れてる。いつか一人で行く機会があった時は迷いそう。
開催場所のライブハウスの周辺にはたむろして若者が多数。道に座り込んでタバコ吸ってたり、お酒飲んでたり、普通のライブハウス外よりもマナーが・・・笑。外スタッフはおそらくクリマンだったと思うが、係員があれだけキレ気味で注意しまくってるのは初めて見た。「ここは車道なので立ち止まらないでください!怒」←何回このフレーズを聞いたことやら

集まってる人の多くは高校生か大学生、若い社会人といった印象。若いバンド、ハードコア系のノリのライブが多いのが予想つく。何人か外国からの方もお見えしたが、誰のライブを目当てに来たのだろう?

同伴者が1組目に見たいと言っていたScott&Riversに関して、元アリスターとウィーザーにいた人たちだと聞いて「お!」と期待した。洋楽好きにはたまらないネームバリューです。しかし、日本でユニットやってるなんて知らなかったぞ・・・。

リストバンドを交換し、彼らのライブのある会場を目指す。結構長く階段を登ったが、他の入り口よりも空いてる印象。中に入ると思いのほかガラガラであった。前から3列目の中央やや左に陣取れた。

・Scott&Rivers

到着して10分したぐらいでライブ開始。ロックスター2人がギブソンの高そうなアコギを持ってさーっと登場。挨拶は発音の良い日本語であった。このユニットを知ったばかりの自分は、かなーりの衝撃であった。

左側に立っていたスコットとは近いので目線がよくこっちに向く、よく考えるとフェスのヘッドライナー級のアリスターの元ボーカルだと考えると嬉しいシチュエーションである。でも、ちょっと老けた印象・・・?(自分が最後にアリスターを聴いたのは8年ぐらい前なので)最初どっちがどっちなのか混乱し、同伴者に「こっちがアリスターだよね?」と確認してしまった。。

打楽器の女性2人をバッグに、アコースティックな曲を披露。歌は衝撃的にうまいというわけではないか、耳当たりの良い優しい歌声。歌詞の日本語もアメリカ人が書いたとは思えないほどしっかりとしてる。

MCの面白さはこの日観た中で一番だったと思う。スコットのリバースいじりが面白すぎる。

スコット「・・・リバース、久しぶりの日本どう?・・・」
リバース「うーん・・・(顔をしかめる)」
スコット「・・・・、・・・そんなに難しい質問じゃないよね?・・・」
リバース「・・・・・」(顔をしかめたまま反応なし)
会場「爆笑」

こういうやりとりがウケ狙いとかではなく、曲の合間にギターのチューニングをいじりながらサラッと続けるから面白い。(それも真剣な顔で)

曲に入る前にリバースがマイクから離れ、気になるコードを確信し弾きだす。スコット「リバース、リハーサルの時間はたくさんあったよ」リバース「・・・・(険しい表情のまま反応なし)」場内「笑笑」。お客さんよりも、ステージの袖にいた男性のスタッフの方が長く引きづり笑いしており、自分はそれに釣られて曲の途中までニヤケてしまった。

コントにしたら、間の取り方や、簡潔で聞き取りやすいツッコミ、一切笑わない表情と、色々と完璧。仮に計算されたコントだとしたら、厚切りジェイソンを超える逸材だと思うので、ぜひM-1に出て欲しい。(計算なわけないと思うが)
こんなとこでこんな扱いをされてるってことは、ウィーザーは解散か活動休止か、もしくは売れなくなって空中分解してるのか・・・と思っていたが、ライブの後にウィーザーを調べてみると今年のグラミー賞のベストロックアルバム部門にノミネートされていた。バリバリで現役のロックスターが、日本でこういうライブをしてるって、冷静に考えたらすごい。

リバースは、もはや名誉やお金ではなくて純粋に自分のやりたいことに没頭してるような感じだ。嫁さんが日本人ということで、相手の価値観や文化を理解しようという夫婦愛の延長に、このような活動があると思うとホッコリする。

一回り年下でキャリア的にも下のスコットにボロクソ突っ込まれても怒らない温厚さも素敵だ。しかし、スコットは次回の来日の頃には自分の日本語を超えてるかもしれないと、リバースの天才ぶりを危惧する発言もしていた。深いところでしっかりと尊敬しあってる、ナイスコンビなのだ。

ウィーザーの活動の忙しい合間に、日本語とユニットの曲をどれだけ磨けるか。ハーバート卒の本気の集中力に驚く機会が来るかもしれない。しかし、スコットを超える日本語を覚えてしまうと、MCの面白さや子供のような可愛いらしさが半減してしまうので、そのままでいた方が良いとも思ってしまう。

この日以来、ウィーザーが気になってしょうがない。今の自分のiTunesにはウィーザーがゲーム用にカバーしたクリスマスソングしか入っていない。昔聴いてたアルバムをまた借りたいと思った。

彼らが去って、すぐにセットの取り替えが始まる。自分はライブハウスのステージが撮影したくて1枚撮影する。するとスタッフの方がこっちに来て「すみません、写真は・・・苦笑」と注意される。「あ、アーティストがいなくてもだめなのか・・・」。(特に消して欲しいとは言われず)

ライブ中に演奏の動画を撮影していた方も再三と注意されていたが、撮りたいときは撮ってるという感じで反省の色はなかった。あまり厳しく言われていないということで、破りやすいルールになってる模様。しかし、会場そのものを撮影しちゃいけないというのは珍しいなと思った。

次にベンサムに備えて少し前に行き、2列目の中央で待機。やけに強い冷房を浴びながらベンサムの登場を待った。