青空エール[映画]

前々から劇場の広告で流れていた「青空エール」
野球と吹奏楽の話ということで、ずっと気になっていた。

漫画が大ヒットしたということで、原作の話もチラッと聞いたことがあった。

 

 

数々の大人気漫画を生み出している「別冊マーガレット」。その中でもこれまで「高校デビュー」「俺物語!!」などの傑作を生み出してきたヒットメーカー・河原和音の代表作「青空エール」は、2008年の連載開始当初から《高校生活やりなおしたい!》《涙でページがめくれない!》と読者の心をつかみ続け、累計発行部数365万部を突破。2015年に堂々のフィナーレを迎え、今まさに“青空ロス”を嘆くファンがいるほどの青春マンガの大本命が、2016年夏、実写映画として届きます。
引用:http://aozorayell-movie.jp/atm/

 

最終巻が2015年ということでかなり最近。

原作ファンからすれば、
漫画の名残が残ってる時期での映画化、
そりゃ、ファンの感想は厳しいだろうなぁ、

でも、自分は映画しか知らないので超優しいです!

 

また、どっかでノンフィクションで同じタイトルのモノもあるらしいが、そっちも全く知らん!笑

吹奏楽の名門・白翔高校に入学したトランペット初心者の小野つばさ。全国大会を目指すレベルの高い練習についていけず、何度も挫折しそうになる。そんなつばさを勇気づけてくれる、クラスメートで野球部員の山田大介。お互い夢に向かって励まし合うふたりは、ある「約束」をかわす。いつの間にかつばさには、大介へのほのかな想いが芽生えていた。1年生の夏、地区予選の決勝まで勝ち進んだ野球部を吹奏楽部が応援。ところが途中出場した大介のミスで敗退。グラウンドで立ち尽くす大介のために、つばさは一人でトランペットを吹いてしまい、謹慎処分となる。心配して訪ねて来た大介に、つばさは自分の想いを抑えきれずに告白するが、フラれてしまう。大介は、仲間の夢を潰してしまった自分が許せないでいた。ふたりは“両片想い”のままそれぞれの夢を追いかけ、そして、最後の夏が来る―。 つばさと大介の恋の行方は?そしてふたりの夢のたどりつく先は?

引用:http://ciatr.jp/movie/27499/

 

野球に特化した作品だと思っていたが、
映画館に入るなり、何か違和感を感じた・・・。

自分的には男性やカップルが多いと予想してたか、
なぜか女性や年配のお客さんばかり・・・あれ?

 

吹部や演奏が好きなファンが集ってる印象

 

トランペットと野球が好きな人が半々でいると思っていたが、それは勘違いだったと気づく。
キャラメルポップコーンとコーラ片手に、薄汚い男一人で唖然としたわ。。笑

実際に作品の内容も、
吹部8割:野球2割といった感じだった。

 

名門吹部の厳しさが描かれているが、
自分は小学生の頃から音楽の先生が苦手だったので、
劇中の音楽室の雰囲気と、顧問のトゲトゲした態度に拒否反応が出た。

 

しかし、教師役の女優さんをよく見ると、

引用:http://www.cinemacafe.net/article/2016/05/04/40189.html

引用:http://www.cinemacafe.net/article/2016/05/04/40189.html

なんかエロくて良い!笑

 

大人になった自分は、エロスパワーで音楽教師への偏見を取っ払った

要所で優しさを見せる先生だが、言葉は常にキツめ。
コンクールで3年生が銀賞で終わった後も、冷静に教え子達の演奏を評していた。

全体的に先生の笑顔は少ないが、
見てるこっちが「良いとこ探し」をしたくなる、
なんか不思議なエロスがある先生。

「一心不乱」という言葉をモットーにしてるが、
それは同校のOBでもある先生の世代から掲げた言葉。
先生の夜の様子ではないようだ。

 

 

初心者の小野が顧問や同期の青島や先輩にボロカスに言われるところから、
泥臭く練習を重ねるところまで、ガチな吹部の厳しさが描かれている。

引用:http://rollingstonejapan.com/articles/detail/26209

引用:http://rollingstonejapan.com/articles/detail/26209

映画全体の優しい雰囲気がなければ、
ただの暗いドキュメントもどきになっていただろう。

北海道が舞台の作品だが、夏模様ゴリ推しなので、雪国の印象は皆無
神社での祭りのシーンなんて、「北海道にこんな景色あるの?」と衝撃。
祭りの名前は忘れたが、実在する祭りなら行ってみたいと思った。(坂に屋台が並んでる雰囲気好き)

1年の春から夏、いっきに3年に物語は進むが、北海道の冬景色を描かれていない
爽やかで明るい青春映画の印象観終わったが、仮に雪を見せていれば、印象はいっきに暗くシビアに変わっていただろう。
それだけ、言葉や行動に辛さが詰まった映画なのだろうと思った。

 

大介役の俳優はガタイが良く、短髪でそれなりに焼けており、
使い込まれた野球部の道具から、声の出た練習模様までリアルで、球児として嫌な違和感はなかった。

引用:https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=013130

引用:https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=013130

大介のポジションはキャッチャーで、劇中ではひらすら至近距離ノックの様子が映る。
タフで生々しい光景なので、野球好きの気持ちが揺れるシーンだと思った。

野球部はZETTのショルダーバッグに、きちんとネクタイを締める。
誰もが電車や通学路で見かけたことのある「野球部らしい姿」が出ていた。

 

周りのお客さんは、吹部の部員同士のシーンで、
「グスン」と泣いてるらしき声を出していた。
「やはり、音楽好きが集まっていたんだな」と確信。

 

最後の決勝での応援シーンは、自分もグッときた

1点ビハインドの9回裏、ランナー1人のサヨナラのチャンスで打席には大介。

1年の頃に大介は、部室から練習場に聞こえてくる小野の下手な演奏が、
自分も頑張らないといけないと刺激になると話していた。

 

小野が部長の青島に煽られ、ソロから演奏が始まる「必殺仕事人」を演奏する。
大介と小野の関係性からして、

見事にドラマチック。

 

ちなみに必殺仕事人がどのような曲なのかというと↓

昨年の夏の決勝の仙台育英のブラバンの動画。
ソロの直後に応援席全体が盛り上がる、見せどころ満載の応援曲

 

 

引用:http://blog.livedoor.jp/butubutu07/archives/1044915.html

引用:http://blog.livedoor.jp/butubutu07/archives/1044915.html

 

小野のソロから始まる必殺で、

大介の応援は過激に、
そして、その打席で大介はサヨナラツーランを放つ。

 

ここシーンが一番「うわー高校野球っていいな」と、
今まで見てきた「甲子園目指します系」の映画の中でもインパクト抜群の良いシーンだった。
応援席と球場の雰囲気が、ここまで伝わるシーンなんてなかったわ

 

それにしても、主演の小野役の女優さんの前半(1年生)と後半(3年生)の時の印象の変化がすごい

 

一年の頃はニコっ、キラっとした等身大の高校生のような印象だったのが↓

引用:http://bigmedia.jp/blog/2016/06/24/aozorayale/

引用:http://bigmedia.jp/blog/2016/06/24/aozorayale/

 

3年生の頃には、シレッと落ち着いた銀行員のような印象に変化していた↓

引用:http://www.oricon.co.jp/news/2075505/photo/1/

引用:http://www.oricon.co.jp/news/2075505/photo/1/

↑髪型だけでこんなにメリハリが付くのか・・・女ってやっぱすごい

いや、メアメイクの人の腕の良さなのか?

 

 

しかし、試合内容はさすがに突っ込み所満載。

いきなり「決勝戦!」って始まったのは笑った、しかも終盤。
音楽がメインの映画なので、仕方ないが・・・。

 

一番ひどい扱いを受けてたのはチア部だ。

 

吹部に野球部に、夏の風物詩を彩るが、
チアだけ仲間ハズレ・・・?

「チアも仲間に入れてやって〜」って思ってたら、
終盤に小野の友達の帰宅部が、チアのユニフォーム姿で登場

「人手足らなくて」みたいなことを言って、決勝戦の応援に参加だという。

引用:http://tr.twipple.jp/p/86/238f30.html

引用:http://tr.twipple.jp/p/86/238f30.html

小野と大介がどれだけ苦労して全国を目指して奮闘してきたか、
その甲子園への切符を、僅か1日で手に入れた帰宅部の友達すげー!!
(しかもこいつ、野球部のエースと良い感じだったような・・・)

名門の野球部と吹奏楽の友達に挟まれて、なんて贅沢な奴なんだ!笑

 

小野も吹部で全国を決めて、
入学当初に鉢合わせしたトロフィーの棚で再会。

引用:https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=013130

引用:https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=013130

 

子供の頃に見た甲子園での白翔の試合に感動し、
小野は吹部、大介は野球部に憧れて入学したと意気投合した思い出の場所

 

同じ試合で感動→同じ動機で白翔進学→甲子園で応援する約束→約束実現

↑この流れからの、ここでブチューして終わるのだが、

 

「大介がめっちゃ下品なベロチューしたら面白いのにな」と、
一人でフフッと笑ってしまった。

 

はい、ダメな大人です。。笑
それにしても、エンディングの「キセキ」には何か違和感が・・・、

安仁屋や新庄の顔が頭に浮かんでしまった、
すでに別のイメージが根付いてる曲は勘弁だよ!(キセキ自体は良い曲)

引用:http://blog.livedoor.jp/butubutu07/archives/1044915.html

引用:http://blog.livedoor.jp/butubutu07/archives/1044915.html

「おーキセキいいねぇ〜、ルーキーズ思い出すわー、
このアレンジも有りだな、にしてもルーキーズいいねー」

↑内心、こんなこと考えてしまう人も多かっただろうに、、

 

音楽に特化した映画だけに、

キセキのイメージを被せてきたのは微妙だったな。

 

この映画が公開される前に、甲子園でかわいそうな話題があった。

 

秀岳館高校吹奏楽部は16年8月11日に予定されていた吹奏楽コンテストの南九州大会出場をあきらめ、甲子園までやってきた。

同校野球部の甲子園行きが決まったのは、コンテストの県予選を1週間後に控えた7月26日。静岡代表・常葉菊川高との初戦が8月12日にセッティングされ、吹奏楽部はコンテスト出場か甲子園応援か、どちらかを選ばなければならなくなった。難しい判断の中、吹奏楽部員は甲子園行きを選んだ。8月1日の県予選には、南九州大会に出ないということを伝えて出場し、「金賞」を獲得していた。

引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160818-00000010-jct-soci

この青空エールでは「金賞」と「甲子園」がテーマになっていただけに、
公開前に、何か皮肉なニュースのように感じた。

仮に白翔高校が同じ境遇に立たされていたら、甲子園には行かないだろうが、小野はどういう行動に出たのだろうか?

青島あたりに「テメー、男と音楽、どっちが大切か選べコラッ」と煽られてただろうな。

秀岳館は戦力的に常葉に勝てると思われてたので、
初戦ぐらいはOBと下級生だけで応援しても良かったのではないか?

吹奏楽の名門は1軍だけコンクール優先で・・・って聞くが。

秀岳館がなぜメンバーを甲子園に連れて行きたかったのか・・・。

いったい真相はどうなのか。吹奏楽部の顧問教員は8月18日、J-CASTニュースの取材に「学校側が甲子園の応援を部員に強制したことは一切ありません」と話した。

南九州大会を主催する全日本吹奏楽連盟から「県予選で勝ち上がれば、南九州大会に必ず出場しなければいけない」と念を押され、同校の教員は2時間半に及ぶ職員会議を実施。

「吹奏楽部はコンテストを優先すればいい。甲子園の応援は残った人間でやればいい。あとは生徒の意向を尊重する」

と結論を出した。これをうけ、3年生の吹奏楽部員6名を中心に話し合いがもたれた。最初はどっちつかずな部員が多かったものの、意見の違いは表面化せず、自然に甲子園応援でまとまったという。

学校側の結論に反してでも生徒が甲子園応援を望んだ理由は何なのか。

「うちは応援団もチアも、部活としては存在しません。チアは色んな部活の希望者が集まって結成されています。そのため、吹奏楽部が甲子園に行かないと応援がまとまらないわけです。『テレビ中継もある場で、吹奏楽もチアもないのはかっこ悪い』。生徒からはそんな意見も出たようです」

また、同校の吹奏楽部が、仮に南九州大会で勝ったとしても、そこから全国大会への出場はできないグループに入っていたことも影響したようだ。

「『コンテストはまた来年出られるけど、甲子園で吹けるのは県内の1校だけ』。そう部員は話していました。他校の生徒から『甲子園で吹けるなんてうらやましか』と声をかけられた部員もいるようです」

引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160818-00000010-jct-soci&p=2

なるほどねー、

コンテストで演奏する機会も大切だが、
甲子園での演奏は県に1校だけの特権。

そういう考え方もあるのね。

秀岳館は熊本代表ながらも、熊本出身が1人もベンチにいないという、
何か高校野球ファンの反感を買うチーム。

憶測だけで批判を浴びるのも無理もないか・・・。

ちなみに習志野高校の吹奏楽の顧問は、
全員参加可能な応援こそが本番という価値観。
(それでもコンテストの期間は1軍は向かわせるという)

大阪桐蔭や常総学院はどのようなスタイルなのだろうか?
部員が多いから、基本は2軍メンバーで応援は足りるのか?

 

って、せっかくの清々しい青春映画の記事なのに、
少し水を差すような話題を挟んでしまった・・・笑。

 

でも、公開前前日に南北海道代表(青空エールの白翔も南北海道)の北海高校が、
その秀岳館を倒して決勝に駒を進めたのは、すごい偶然。

決勝では負けてしまったけど、地元メンバーで秀岳館を倒した実績はやばすぎる。